【リハビリ実習に行きたくない人限定】現役理学療法士が実習の全体像を教えます 

こんな疑問にお応えします!

この記事は行きたくない実習の全体像を伝えている記事です

  • 実習の全体像が知りたい
  • 実習で行う内容を知りたい
  • 事前に準備しておくことを知りたい
  • 実習を効率よく乗り切る方法を知りたい
  • 実習で役立つアイテムが知りたい

はじめまして
こじろー(@kojiro_king
と言います

この記事は長い文章になっています。実習について網羅的に記載していますので、ブックマークして何回か読んで頂くと理解しやすいです。

こじろー

私は10年目の理学療法士です。
学生時代は実習に苦労しました。その経験も踏まえ、実習の
しんどくならない方法をお伝えします。

ざっくりこの記事の要点!
  • 実習の種類
  • 事前に準備すること
  • 実習のクリアするコツ
この記事の信頼性!
  • 4回の実習からの経験談
  • バイザー経験している
  • 実習は苦労しながらもなんとか通過
悩む学生

実習に行きたくないな

悩む女性

できれば、行きたくないよね

悩む学生

でも行かないと、卒業できないんだよな

こじろー

イメージを持って実習に入ると、案外いけるよ

悩む女性

実習ってどんな感じなの?

こじろー

じゃあ説明していくね

理学療法士、作業療法士の資格の取り方や全体像については、こちらの記事で解説しています。

では、始めていきましょう!

読みたいところから読んで下さい。

実習に行って経験した嫌だったこと

実習というのは、

しんどい
きつい
帰りたい

という言葉が頭の中をぐるぐる回るイメージがありました。

私も実習に行く前は憂鬱な気分になり、不安でいっぱいでした。

4回の実習の中で嫌だったことが、

  • きついバイザーにあたると大変だった
  • 寝れなかった
  • レポート提出が大変だった
  • 友達と会えなくなる
  • 緊張する
  • 休日にソフトボールの試合に出された
  • 患者さんとのコミュニケーションが苦手だった

きついバイザーにあたると大変だった

優しいバイザーがほとんどのですが、きついバイザーもいます。言い方をもう少し変えてくれれば分かりやすいのに、と思うこともありました。

寝れなかった

レポートを効率よくできない状態が続くと、だんだん寝る時間が少なくなっていきます。

レポート提出が大変だった

日誌は毎日提出するのですが、だんだん内容が薄くなったり、課題を調べる時間がなくなったりしていました。

友達と会えなくなる

学校に行っている時は、相談や気分転換ができていましたが、実習中は相手のことを考える時間がなかったです。

緊張する

実習中は緊張しっぱなしでした。しかし緊張感がないより、あった方がいいと思います。

休日にソフトボールの試合に出された

遠方の実習地でしたが、休みの日にソフトボールの試合に出て、レポート作成ができなかった事がありました。

患者さんとのコミュニケーションが苦手だった

挨拶はできても、話が続かなかったです。

実習は行かないといけないのはわかっていても、辛いイメージしかありません。
辛いか、辛くないかは担当のバイザーによって変わってきます。

なので、本当のところ行ってみないとわかりません

だから、行ってみましょう。実習先で不合格になることはありません。

辛くて、しんどくなって、辞めたいと思ったら、そのことをバイザーや学校の先生に言いましょう。

私は、直接言いました。そこから信頼関係が築け、うまく実習乗り切る事ができました。

実習の全体像

ではここからは、実際の実習について説明していきます。

実習の期間や実習の種類は各学校でまちまちです。

実習内容 実習期間
1年次 見学実習 1日~1週間
2年次 (検査測定実習)※1 4日~2週間
評価実習 4週間
3年次 前期・後期臨床実習 8週間×2

※1 実習内容はこんな感じです。2年次の検査測定実習は学校によって、評価実習に組み込まれいるところもありますので、事前に学校に聞いてください。

実習の種類

実習は全部で4~5回あります。

  • 見学実習
  • 検査・測定実習
  • 評価実習
  • 前期総合実習
  • 後期総合実習

に分かれています。

見学実習

実習期間は1日~1週間です。スーパーバイザーと呼ばれる先輩理学療法士の治療現場を見学します。

検査・測定実習

実習期間は4日~2週間です。学校で習った事を実際の患者さんに検査や測定を行っていきます。

評価実習

実習期間は3~4週間です。実際に患者さんに対して検査・測定し評価までを行います。

前期総合実習 後期総合実習

実習期間は8週間です。評価して治療プログラム立案、実際に治療を行うことで得られる変化を

まとめます。実習の最後には、総合実習レポートを作成し、学校に提出します。

実習の流れ

基本的にこの流れになります。実習が進むにつれて、検査や治療をしていきます。

実習1日の流れ

スーパーバイザーに提出物を渡す
スーパーバイザーに1日の行動を伝える

見学実習 【見学】
検査実習 【見学】【検査・測定】
評価実習 【見学】【検査・測定】【評価】
総合実習 【見学】【検査・測定】【評価】【治療】


スーパーバイザーからのフィードバックを受ける

実習の時間

実習の時間は8時30分から17時30分までですが、
各実習先のスーパーバイザーに任されています。

実習先について

指定規則に定める臨床実習については、実習時間の3分の2以上は医療提供施設
(医療法(昭和23年法律第205号)第1条の2第2項に規定する医療提供施設
(薬局、助産所を除く。)をいう。)において行うこと。ただし、医療提供施設にお
ける実習の2分の1以上は病院又は診療所で行うこと。また、訪問リハビリテーショ
ン又は通所リハビリテーションに関する実習を1単位以上行うこと。

~理学療法士・作業療法士学校養成施設カリキュラム等改正概要~引用

実習先は全国の病院、クリニック、介護施設を中心に設定されています。また訪問リハビリテーションや、通所リハビリテーションでの実習地もあります。

各実習先による特徴

  • 急性期病院
  • 回復期病院
  • 慢性期病院
  • 老人保健施設
  • クリニック
  • 訪問看護ステーション
  • 通所リハビリテーション

急性期病院

急性期とは、簡単にいうと「病気になりはじめた時期」のこと。病気やけがによる症状が急激に現れるため、患者さんの身体的、精神的な負担が大きい時期でもあります。

  • 手術前のリハビリや手術後のリハビリに関わる
  • 急性期は経過が早くリハビリの変化が著しい
  • 入退院が頻回で、おおむね2週間以内の退院が多い。
  • 容体の急変も起きやすく、リスク管理もしっかり把握する必要がある

回復期病院

患者さんの容体が危機的な状態である急性期を乗り越えると、回復期に入ります。からだの機能の回復を図る時期であり、危機を脱したとはいえ合併症のリスクはまだ残っています。そのため、しっかりと患者さんのケアをしなければなりません。

  • 回復期病院はリハビリ中心の病院のため、しっかりリハビリが行えます
  • 退院後のことも視野に入れ、在宅や社会復帰のまで考える必要があります
  • 365日稼働しているため、休みはバイザーの休日になります。いつが休みになるかわかりません。

慢性期病院

慢性期とは、病状は比較的安定している時期。再発の予防や体力の維持を目指し、長期にわたるリハビリを続けるところになります。

  • 患者さんがリハビリに対して後ろ向きの人が多い
  • 高齢者がほとんどで治療後の退院が難しかったり、転院先に悩む人が多いです
  • 経過がゆっくりなため、ひとりひとりとじっくり向き合える

老人保健施設

病院と在宅の中間施設。医療ケアやリハビリを必要とする要介護状態の高齢者(65歳以上)が対象。

  • 介護保険を持っている高齢者
  • 病院に比べると、リハビリスタッフが少ない
  • デイケアと呼ばれ、送迎でリハビリに来る人もいます

クリニック

個人が経営している診療所です。多くは、外来のみ行っています。

  • 在宅から来る患者さんのため、元気な人が多い
  • 来院の曜日が決まっているので、毎日リハビリができない
  • しっかり準備しておかないと、何もできないまま終わってしまう

訪問看護ステーション

在宅やサ高住などに訪問してリハビリを行います。

  • 時間が決まっており、あらかじめ準備が必要
  • 相手の家に訪問するため、平行棒などのリハビリ道具が使えない
  • 目標設定を考える上で、実際の間取りや生活を確認することができる

通所リハビリテーション

病院や施設に併設されている通い型でリハビリを受けることができる場所です。

  • クリニック同様、時間に制限や曜日が限定される
  • 病気やケガの症状は落ち着いている人が多い
  • リハビリするために来ているので、リハビリに熱心な人が多い

実習先によって特徴がありますので、あらかじめ準備しておきましょう。

実習で必ず行う内容

コミュニケーション

患者(利用者)さん
看護師、ソーシャルワーカーなど医療関係者
バイザー

主に、こういった人たちとのコミュニケーションととっていくことになります。

特に、患者(利用者)さんとの関係性を良くすることがやりやすい実習の第一歩となります。

提出物

見学実習

デイリーノート
課題提出
感想文

検査・測定実習

デイリーノート
課題提出
検査・測定レポート
感想文

評価実習

デイリーノート
課題提出
評価レポート
感想文

臨床実習

デイリーノート
課題提出
レポート提出
総合実習レポート作成
感想文

実習期間が増えることで提出物も増えていきます。評価実習あたりから睡眠時間が無くなっていきますので、効率の良い実習の進め方が必要となっていきます。

掃除

実習では、リハビリ室の掃除は積極的に行いましょう。

お世話になっている病院や施設へのお返しんになります。昼休憩中などにに行っていくといいでしょう。

事前に確認しておくこと

実習先までの道順

実習に入る前に実習先までの道順や最短の経路は確認しておきます。実習当日は不安な気持ちがあるにも関わらず、焦ってしまったり、最悪の遅刻にならないためにも、実際の道順は確認しておきましょう。

実習先をインターネットで検索

実習先をインターネットのサイトで確認しておきましょう。

どのような病院・施設なのか?
病院だったら急性期?回復期?慢性期?総合病院?
病床数はどのぐらいなのか?

というところを確認していると、実際に行ったときに動きやすいです。

実習を効率よくクリアするコツ

第一印象が大事

第一印象は実際に働き出して大事だと感じます。
印象が悪いより、良い方が実習がやりやすいです。
あくまでも、実習クリアが目標ですので、
印象を良くしていきましょう。

第一印象を良くするポイント

  • 髪の毛の色を黒に近づけておく
  • 爪を整えておく
  • 学ぶ姿勢
  • 患者さんに対して礼儀を持って対応しているか
  • 受け身になっていないか
  • フィードバックでの課題に取り組んでいるか
  • 提出物の修正がキチンをできているか

髪の毛の色を黒に近づけておく

定番中の定番ですが、常識の範囲内での髪の色にしておきましょう

爪を整えておく

爪は切っておきましょう。患者さんを介助する時や治療にあたる時に皮膚を傷つけてしまう可能性があります。

学ぶ姿勢

学ぶ姿勢は重要です。見学中、ぼーっとしてたり、違うところを見ていると何しに来ているのかと思ってしまいます。

患者さんに対して礼儀を持って対応しているか

いきなり患者さんにタメ口で話をしている学生さんを目にすることがあります。あとで、患者さんから言われますので注意しましょう。患者さんとの信頼関係を作ってから仲良くなりましょう。

受け身になっていないか

初めは、積極的にできていてもだんだん受け身がちになります。受け身になると質問もしなくなり、バイザーからは消極的な感じに受け止められます。

フィードバックでの課題に取り組んでいるか

実習中にバイザーの先生から教えてもらったことはや質問を受けた内容は、できるだけ翌日までにレポートとして提出するようにしましょう。この積み重ねが積極性につながります。

提出物の修正がキチンをできているか

実習レポートの修正を指摘されたところは必ず修正するようにしましょう。また、レポートの誤字・脱字にも気を配りましょう。誤字・脱字があると見直していないのかと思いますので、注意しましょう。

時間の作り方

・実習の休憩中にデイリーノートに記載する内容を箇条書きにしておく
・デイリーノートは帰宅中にスマホのワードアプリに打ち込んでおく
・睡眠時間は確保(最低5時間)

この3つは頭に入れて、行動しましょう。

デイリーレポートや課題はすぐに取り掛かり、実習レポートに時間を作っていきましょう。実習レポートが良い出来だとバイザー側も安心できます。バイザーになって分かりました。

また睡眠をしない学生さんがいますが、実習中に寝てしまったり、患者さんをケガさせたりしてしまいますので、最低5時間程度は睡眠をとりましょう。

実習に必要なものは購入しておきましょう

ゴニオメーター

打腱器

メジャー

デイリーノート用のファイル 課題用のファイル(計2冊)

ケーシー(実習中の白衣)

シューズ(学校指定のもの)

最低限の必要なものです。前日までにそろえておきましょう。

実習前に持っていたら安心する本

図解入門メディカルワークシリーズよくわかる理学療法の検査・測定・評価

検査から評価に関してわかりやすく書いています。検査所見の画像の見方、評価の仕方など分かりやすく書いています。実習前に読んでおくのもいいですね。

こんなひとにおすすめ!

見学から評価実習まで対応している

実習の基礎的な内容がまだつかめない人

実習にどんな事を学んでいたらいいか分からない人

障害別・ケースで学ぶ理学療法臨床思考 PBLで考え進める

こちらも実習で使える本になります。ケーススタディの本で評価のしかたや考え方が学べます。
実習に不安のある人には良い本です

こんなひとにおすすめ!

評価から総合実習まで対応している

実際の疾患に合わせての考え方が分からない人

各障害の中から、動作にどのような影響があるか分からない人

図解理学療法技術ガイド第4版 理学療法臨床の場で必ず役立つ実践のすべて

こちらの本は総合実習で使えます。少々値段は高いですが、就職しても新人のころはよく使います。各疾患別の治療方法が記載されています。

こんなひとにおすすめ!

各障害に対して、どのような治療を行うか不安な人

総合実習後も臨床の現場で役立ちます

各疾患の治療内容が網羅されており、エビデンスの高い治療方法が記載されている

現役理学療法士がおすすめする参考書や必要性についてはこちらの記事で深掘りしています。

興味のある人は是非!

実習中止になるとどうなるの?

どうしても実習についていけず、途中でリタイアする学生もいます。
実習は1度落ちても、もう1度実習に行って合格すれば大丈夫です。
学校により対応は変わると思いますが、再実習は可能。

といっても、

何回も実習に行くのは大変ですし、お金も時間もかかります。
ですので、課題が提出できなくても、レポートが完成しなくても
自分なりに実習を続けることが大事です。

最近は実習先で不合格になるケースはほとんど無くなっていますので、
安心して取り組んで下さい。

おわりに

実習はたいへんと言われていますが、乗り越えられないものではありません。課題に対して一生懸命に取り組んでいるかどうかが1番重要だと思います。私自身も評価実習の時は苦労しましたが、通い続ける中で、気づけば評価実習が終わっていました。最近は、実習先で不合格はありません。受け身にならず、課題に取り組んで下さい。

ここまで読んで頂きありがとうございました。これから実習に取り組んでいく学生さんや目指していく人の参考になれば嬉しく思います。
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この記事を書いた人

こじろーのアバター こじろー リハビリマン

10年目の理学療法士です。
子育て真っ只中の結婚5年目になります。
妻、息子、柴犬と一緒に生活。
趣味:ブログ、筋トレ、読書
『1日の始まりはいつもプロテイン』

読みたいところから読んで下さい。